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WHP017

ポスターセッション①② 8月6日・7日 61B 12:40-14:40/13:00-15:00

原子力機構-東海タンデム加速器の現状
Present status of JAEA-Tokai tandem accelerator

○中川 創平, 沓掛 健一, 株本 裕史, 乙川 義憲, 遊津 拓洋, 松井 泰, 池亀 拓麻, 加藤 佑太, 中村 暢彦(原子力機構 東海タンデム)
○Sohei Nakagawa, Ken-ichi Kutsukake, Hiroshi Kabumoto, Yoshinori Otokawa, Takuhiro Asozu, Yutaka Matsui, Takuma Ikekame, Yuta Kato, Masahiko Nakamura(JAEA Tokai Tandem)

原子力機構-東海タンデム加速器施設は最高運転電圧が約18MVの大型静電加速器で、重イオンビーム等を用いた核物理、核化学、原子物理、材料照射などの各分野で利用されている。本発表では、2024年度における加速器の運転・整備状況及びビーム利用開発等について報告する。 2024年度の運転状況は、例年よりも運転日数が減少傾向となった。静電加速器の絶縁ガスとして六フッ化硫黄ガス(SF6)を使用しており、高圧ガス施設の定期自主検査 において貯槽の開放検査のために整備期間を長く要したこと、空調系制御盤のトランスの焼損(火災)が発生し、対応に時間を要した こと、絶縁ガスを冷却する冷凍機が故障し、運転を行えなくなったこと が主な原因である。 整備関係では、高電圧端子 に設置されているECR(Electron Cyclotron Resonance)イオン源のオーバーホール及び新規イオン用のガスの搭載を行った。 加速器の開発として、高速中性子により 制御系のエラーが発生している可能性があるため、パラフィンによる高速中性子の遮蔽効果を確認する測定を行い、中性子数を半数程度に減らすことができることを示唆する結果を得た。 新規利用分野のための設備導入として、低フラックスビームの照射設備を整備した。近年、人工衛星を始めとする宇宙用機器に使用する半導体等へイオンビームを照射するソフトエラー試験などの需要が高まっている。100 cpsの低フラックスビームを、数cm2で一様に照射する必要があり、利用者と共同でビーム制御・診断、照射チャンバーの設置等の試験準備を行った。

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