WHP011
ポスターセッション①② 8月6日・7日 6-1F 12:40-14:40/13:00-15:00
J-PARC加速器の現状
Status of J-PARC accelerators
○小栗 英知(J-PARCセンター)
○Hidetomo Oguri(J-PARC Center)
J-PARC施設は、リニアック、RCS (Rapid Cycling Synchrotron)およびMR (Main Ring synchrotron)の3加速器施設と、RCS からの3 GeV ビームを利用する物質・生命科学実験施設(MLF)、MR からの30 GeV ビームを利用するハドロン実験施設(HD)およびニュートリノ実験施設(NU)の3実験施設から構成される。MRにおいては、2021年の夏から運転を長期休止し、電源等について大規模な更新作業を行った。2023年からビーム運転を再開し、2024 年4月にHDにおいて80 kW、6月にNUにおいて800 kWの運転をそれぞれ開始した。NUについては900 kW相当のビーム加速にも成功しており、ビーム調整を進めてビームロスの低減を図り900 kW連続運転の早期実現を目指している。RCSにおいては、ビームロス低減スタディを続けながら徐々にビームパワーを増強し、2024年4月からMLFターゲットに定格出力である1 MW相当のビーム供給を開始した。ビームパワーを着実に増強させる一方で、2023年の2回の火災事象に続き、2024年の夏期メンテナンス中にリニアック施設において火災事象が発生した。本学会では、ビームパワー増強のプロセスや火災事象など、最近の加速器の運転状況について報告する。