WEPO701
合同セッション 8月6日 7号館71A/71B 9:40-10:10
先進加速器技術のすゝめ
Promotion of Advance Accelerator Technology
○上坂 充(内閣府原子力委員会)
○Mitsuru Uesaka(Japan Atomic Energy Commission)
講演者の先進加速器開発と応用をレビューし、特に若い研究者と学生に夢を持った研究をすすめることを講演の目的とする。博士修了後は石川島播磨にして、東大物性研/KEK・PF向けリボルバー型多極ウィグラ駆動部等、小型シンクロトロンX線源の開発に携わった。東大原子力助教授時代は極短パルス電子ライナックシステム構築・レーザー電子・イオン加速の実証を行った。教授時代は、工学部所属故、社会実装可能な先進小型加速器開発にシフトした。企業と共同で、Xバンド6MeVピンポイントX線がん治療システム、950keV/3.95MeVXバンド電子ライナックX線源の開発と橋梁検査・福島燃料デブリその場非破壊検査への応用、中型Sバンド電子ライナックによる医療用RI製造等を行った。その後現職。橋梁検査・デブリ検査システムは現役の先生らのご尽力で実用化に進んでいる。医療用RI製造・利用は原子力委員会の政策になった。原子力委員会は、原子力エネルギー、加速器等を用いた放射線利用等を所掌している。加速器開発と利用の盛り上がりを期待する。量子コンピュータの量子ビットは、レーザーによる光量子、超伝導クーパーペア、イオントラップ、中性原子等である。原理と装置をみれば、ほとんどが加速器要素技術である。レーザー電子加速の夢の応用に、光ファイバーカテーテル型電子・X線がん治療システムがある。OHラジカル・活性酸素の生成エネルギーはkeV以下である。エネルギーをMeV以上と決めつけなくてもいいのでは?加速器と要素技術の新しい可能性を論じてみたい。