WEP087
ポスターセッション① 8月6日 61B 12:40-14:40
ナノテラスにおける縦方向ビーム不安定性抑制の状況
Status of longitudinal instability suppression at NanoTerasu
○上島 考太1, 齋田 涼太1, 2, 高橋 隼也1, 2, 土山 翼1, 2, 森谷 佳津貴1, 2, 吉岡 里紗1, 2, 安居院 あかね1, 安積 隆夫1, 保坂 勇志1, 稲葉 健斗1, 菅 晃一1, 西森 信行1, 小原 脩平1, 佐治 超爾1(1量子科学技術研究開発機構 ナノテラスセンター, 2NAT)
○Kota Ueshima1, Ryota Saida1, 2, Shunya Takahashi1, 2, Tsubasa Tsuchiyama1, 2, Katsuki Moriya1, 2, Risa Yoshioka1, 2, Akane Agui1, Takao Asaka1, Hosaka Yuji1, Kento Inaba1, Koichi Kan1, Nobuyuki Nishimori1, Shuhei Obara1, Choji Saji1(1QST, 2NAT)
高輝度放射光施設NanoTerasuは、当初の計画通り2024年4月から利用運転を開始し、200mAの蓄積ビーム電流で安定した放射光供給を行なっている。NanoTerasu蓄積リングでは、加速器設計段階からビーム不安定性への対応が施されている。段差を極力低減した真空ダクト形状とすることは勿論、高周波空胴ではHOM吸収体を装備した新型空胴を採用している。また、横方向ビーム不安定性について能動的に作用する4電極型RFキッカーも予め導入された。これらの適用により、横方向ビーム不安定性は効果的に抑えられていることがビームコミッショニング期間に確認された。しかしながら、蓄積ビーム電流が220mA以上になると縦方向ビーム不安定性が確認され、現在これが蓄積ビーム電流値に制限を与えている。こうした問題克服のため、縦方向ビーム不安定性に対応するピルボックス型RFキッカー空胴・駆動システムを開発し、現在、蓄積リングに導入した。本発表では、ピルボックス型RFキッカー空胴の特性、ならびにビーム試験結果を示す。また、横方向RFキッカーを縦方向ビーム不安定性に対して適用した効果も併せて報告する。