← 2025年の目次へ戻る

WEP084

ポスターセッション① 8月6日 61B 12:40-14:40

サイクロトロンで加速された5 MeVミュオン透過型顕微鏡のビームライン設計
Beam line design of 5 MeV cyclotron-accelerated muon transmission microscope

○大西 純一1, 永谷 幸則2, 新井 善博3, 足立 泰平1, 後藤 彰2, 山崎 高幸2, 三宅 康博21理研仁科センター, 2高エネ研, 3テラベース(株))
○Jun-ichi Ohnishi1, Yukinori Nagatani2, Yoshihiro Arai3, Taihei Adachi1, Akira Goto2, Takayuki Yamazaki2, Yasuhiro Miyake21RIKEN, 2KEK, 3Terabase Inc.)

J-PARC MLFの超低速ミュオンビームライン(30 keV)に設置している小型サイクロトロンによりミュオンを5 MeVまで再加速し、得られた低エミッタンスビームを用いて透過型ミュオン顕微鏡を製作する。ミュオンサイクロトロンについてはこれまでの加速器学会で報告しているが、ミディアンプレーンが鉛直面(縦置き)で取り出し半径が260 mm、住友重機械工業のHM10サイクロトロンをもとに新しく設計されたものである。サイクロトロンはビーム入射可能な状況であるが、諸般の事情によりコミッショニングが2年近く遅れている。昨年度から新規に科研費が得られたため顕微鏡本体ビームラインと超低速ミュオンの低エミッタンス化のための設計、製作を開始している。サイクロトロンと顕微鏡ビームラインはU1Bライン実験エリアに設置するがスペースが極めて狭い。加速ビームは斜め45度上方取り出され、床面から約3.3 m上方に設置する135度BMによって鉛直下向きにミュオン顕微鏡を配置する。ビームエミッタンスは現状5 MeVにおいて約10pi mmmrad(計算値)であるが、超低速ミュオン生成部の改良によって約1/10の低エミッタンス化を実現する計画である。ビームラインにはBMおよび5台のQMを設置し、顕微鏡拡大系は2つの超伝導ソレノイドを用いる。本発表ではビームラインの設計および拡大レンズ系の収差低減、分解能などについて述べる予定である。

PDFを開く