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WEP023

ポスターセッション① 8月6日 7-1F-B 12:40-14:40

可搬型加速器中性子源RANS-IIIの開発
Development of accelerator-driven portable neutron source RANS-III

○小林 知洋1, 大胡 武1, 池田 裕二郎1, 大竹 淑恵1, 池田 翔太2, 林崎 規託21(国研)理化学研究所, 2東京科学大学)
○Tomohiro Kobayashi1, Takeru Ohgo1, Yujiro Ikeda1, Yoshie Otake1, Ikeda Shota2, Noriyosu Hayashizaki21RIKEN, 2Science Tokyo)

当チームでは2013年より7MeV陽子線リニアック(RFQ+DTL)とBeターゲット、遮蔽体から構成される理研小型中性子源システム(RANS)を稼働させ、主に実用構造材料の分析を行ってきた。現場設置可能な小型中性子源を開発するRANS-IIプロジェクトでは全体のシステムの小型化、特に遮蔽体の小型軽量化は、陽子線エネルギーを2.49MeVに下げることにより実現され、Liターゲットと組み合わせて2019年に稼働開始した。RANSとRANS-IIは現在いずれも常設の中性子源として同時運転可能となっており、中性子散乱実験、放射化分析、検出器開発(太陽電池線量計など)が行われている。RANS-IIで得られた加速器技術、測定技術、遮蔽パラメータを基に、トレーラー車載状態での現場利用を目指したRANS-IIIを現在開発中である。RANS-IIIは軽量化を行ったRFQ加速器 (500MHz)と標的、遮蔽体、および検出器を搭載している。中性子を下方に向けて照射し、中性子後方散乱測定と即発ガンマ線分析(PGAA)による水分・塩分測定を通して橋梁の劣化を測定するシステムである。2024年度に機器車載と加速器動作試験が完了し、現在は新設の専用建屋にトレーラーを格納した状態で中性子発生試験と実サンプル測定の準備を行っている。