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WEP016

ポスターセッション① 8月6日 7-1F-A 12:40-14:40

BeCuの放射光刺激脱離評価
Synchrotron radiation-stimulated desorption from BeCu

○金 秀光(高エネルギー加速器研究機構)
○Xiuguang Jin(KEK)

放射光源加速器では、発生するハイパワーの放射光はアブソーバー、真空チェンバーなどの真空部品に照射される。放射光刺激によるガス脱離は熱脱離に比べ桁違いに多く、放射光源加速器の主なガス源である。放射光の刺激によるガス脱離が少ない材料や表面処理方法の探索は、放射光源加速器の長年の課題である。 近年、BeCuは無酸素銅に比べ熱脱離が極めて少ないことが知られており、いろんな真空部品への応用が期待される。BeCuは熱処理を行うことで表面に薄いBeO膜を生成し、ガスの熱脱離を抑制しつつ、大気開放中における水分や他のガスの吸着も減少させると考えられる。 本研究ではBeCu板を用いて、PFのBL21において放射光刺激脱離の評価を行った。加工済のBeCu板は、化学研磨及びBeO表面を生成する熱処理を行った。測定結果、BeCuは同じ表面処理を行った無酸素銅に比べて初期脱離係数が5倍ほど大きい。H2、CO、CO2、CH4のいわゆるガスの脱離が多い結果となる。放射光刺激脱離は熱脱離とガス放出のメカニズムが異なり、熱脱離と逆の結果が得られたと考えられる。