WEP015
ポスターセッション① 8月6日 7-1F-A 12:40-14:40
中赤外光周波数コム自由電子レーザーのための試験調和共振器を用いた精密調整方法の検討
A Study of Accurate Alignments for Mid-IR Frequency Combs FEL with a Test Harmonic Resonator
○原田 一輝1, 住友 洋介1, 飯田 翔之介1, 島貫 蒼1, 根本 妃那1, 境 武志2, 早川 建2, 早川 恭史2(1日大理工, 2日大LEBRA)
○Kazuki Harada1, Yoske Sumitomo1, Shonosuke Iida1, So Shimanuki1, Hina Nemoto1, Takeshi Sakai2, Ken Hayakawa2, Yasushi Hayakawa2(1CST Nihon Univ., 2LEBRA Nihon Univ.)
日本大学の電子線形加速器を用いた共振器型自由電子レーザー装置は、2.856 GHzの高繰り返しで高強度な中赤外光パルス生成を得意としており、水素を含む多くの分子の吸収帯域に密接に結びついた新奇物理領域の開拓の可能性を秘めた装置である。この特性を活用するため、高強度極短光パルスによる非線形的効果を利用し、水素を始めとした分子操作を可能とする技術開発を進めている。光パルスには極短時間幅による周波数広がりがあるので、吸収波長に周波数成分を集中させるために、共振器型自由電子レーザーを応用発展させ、光周波数コムとして光パルスを高度化することを計画している。共振器型自由電子レーザーの光パルスはビームのショットノイズが起因して相対位相が揃っていないため、異なるパルス間で相関を発生させ位相同期を行う必要がある。具体的な方法として、2枚の凹面鏡での共振器内に曲率の異なる3枚目の凹面鏡を1パルス分の経路差をつけて設置した調和共振器を用いてパルス位相を揃えることを計画している。高い難易度が要求される調整に向け、構築中の試験共振器内において分岐比の異なるスプリッターを用いて周回数を高めた上で、3枚の凹面鏡による共振状態の精密調整方法の手順の確立を行っている。本発表では、現在の試験調和共振器を用いた検討状況について報告する。