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WEO601

加速器応用・産業利用 8月6日 6号館61C 14:50-15:10

J-PARC・MLF水銀標的からの熱中性子領域における180度方向中性子収量(TTNY)の測定および評価
Measurement and evaluation of Thick Target Neutron Yield(TTNY) at an angle of 180° for mercury target(J-PARC・MLF) in thermal neutron region

○井上 翔一1, 明午 伸一郎2, 岩元 大樹21長岡技術科学大学, 2J-PARC/JAEA)
○Shoichi Inoue1, Shinichiro Meigo2, Hiroki Iwamoto21Nagaoka University of Technology, 2J-PARC/JAEA)

J-PARCセンター核変換ディビジョンでは、MLF水銀標的に3GeV陽子ビームを入射することで発生する180度方向中性子を利用した半導体ソフトエラー試験等の様々な中性子利用実験を計画している。これに向けて、本研究ではJ-PARC・3NBT下流に設置した実験ポートにて3GeV陽子入射における180度方向中性子収量(TTNY)のエネルギースペクトルを飛行時間分析(TOF)法によって測定した。測定対象は、熱中性子領域から1MeV付近までの比較的低エネルギーの中性子であり、検出器としてHe-3比例計数管を使用した。また、金箔を用いた放射化法による測定結果の評価についても併せて実施した。この結果、先行研究にて測定した1MeV以上の高エネルギー中性子領域における結果と併せて、1MeV付近にピークを有する蒸発スペクトルとなることが確認され、同時に熱中性子(25meV)より約1桁ほど高いエネルギーにてわずかなピークを有することも確認された。さらに金箔を用いた放射化法による評価により、測定結果の妥当性についても確認できた。以上の結果より、J-PARC・MLF水銀標的からの180度方向中性子を1MeVの準単色中性子源として利用できることが分かり、これらは今後の中性子利用実験に大きく貢献するものと強く確信している。今後は、放射線挙動解析コード(PHITS)を用いた測定結果の評価を実施する予定である。

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