WEKO05
企画セッション② 8月6日 7号館71A/71B 17:15-17:35
J-PARCにおける高エネルギー実験の現状と今後
Status and prospects of the high energy physics experiments at J-PARC
○松原 綱之(KEK/J-PARC)
○Tsunayuki Matsubara(KEK/J-PARC)
J-PARCは、MW級大強度陽子加速器を擁する世界的にもユニークな多目的研究施設である。高エネルギー加速器研究機構(KEK)と日本原子力研究開発機構(JAEA)によって共同で建設・運営され、素粒子物理学、原子核物理学、物質・生命科学、そして原子力工学といった多岐にわたる分野で最先端の研究が展開されている。ビーム出力の大強度化によって当初設計を超えるビーム強度を達成するなど、今後も様々な成果が創出されると期待される。特に素粒子実験においては、ニュートリノ振動の精密測定を目指すT2K/Hyper-Kamiokande、K中間子の稀な崩壊現象を探索するKOTO、そしてミューオンの稀崩壊や精密測定を行うCOMETやMuon g-2/EDMなど、日本がホストして世界をリードする実験が進行中である。本講演では、J-PARCにおけるこれらの高エネルギー物理実験の現状を概観し、それぞれの実験が目指す物理、現在の進捗、そして将来的な展望について議論する。