THP072
ポスターセッション② 8月7日 61B 13:00-15:00
SuperKEKB加速器のための超高速ビームサイズモニターの開発
R&D of an Ultrafast X-ray Beam Size Monitor for SuperKEKB
○能丸 理玖1, 三塚 岳2, Andrew Matthew3, 吉原 圭亮3, Ruckman Larry4(1東大理, 2高エ研, 3ハワイ大学, 4SLAC)
○Riku Nomaru1, Gaku Mitsuka2, Matthew Andrew3, Keisuke Yoshihara3, Larry Ruckman4(1UTokyo, 2KEK, 3University of Hawaii, 4SLAC)
SuperKEKB加速器は、高ルミノシティ電子・陽電子衝突型加速器であり、自らが樹立した瞬間ルミノシティの世界記録をさらに10倍上回ることを目標としている。しかし、Sudden Beam Loss (SBL)と呼ばれる現象が安定的な加速器運転を妨げている。SBLは、数十マイクロ秒という極めて短い時間でビーム不安定性が発生し、ビームの大部分が失われてビームアボートに至るというものである。これまでの観測結果から、SBL発生時にはビームサイズの急激な増大が起こっている可能性が示唆されている。この高速に発展するビームサイズ不安定性を観測し、SBLの解明に近づくために、我々はバンチバイバンチX線ビームサイズモニターを新たに開発している。本モニターはシンクロトロン放射光をシリコンストリップセンサーで高速に読み出すことで、最小4 ns間隔で到来する全てのバンチの垂直サイズを記録可能とする。また、本モニターはSBLのみならずSuperKEKBでかねてより懸念されてきた電子雲効果などによる様々なビーム不安定性も観測可能なモニターとなる。本発表では、X線ビームサイズモニター開発の詳細と、X線の代わりにレーザー光を用いた初期動作試験の結果を報告する。