THP069
ポスターセッション② 8月7日 61B 13:00-15:00
J-PARC RCS用イントラバンチ型ビーム不安定性抑制装置の検討
Design of an intra-bunch transverse beam stabilizer for J-PARC RCS
○山田 逸平1, 菖蒲田 義博1, 小林 愛音2, 中村 剛2, 外山 毅2(1原子力機構/J-PARC, 2高エネ研)
○Ippei Yamada1, Yoshihiro Shobuda1, Aine Kobayashi2, Takeshi Nakamura2, Takeshi Toyama2(1JAEA/J-PARC, 2KEK)
J-PARC 3 GeVシンクロトロン(RCS)は,出力1MWの大強度加速器であり,より安定かつ安全な運転を実現するためには,ビームロスの最小化が必須である.そのためには様々な加速器構成機器をパラメータとして,運転条件を最適化する必要がある.しかし,条件によってはビームの不安定性が生じるため,選択可能なパラメータ空間が制限される.ビーム不安定性を回避することができれば,より広範囲なパラメータを選択できるため,不安定性抑制装置の検討を開始した.J-PARC RCSにおける不安定性の主なソースは出射キッカー電磁石の横方向インピーダンスであり,およそ10 MHz以下が主要な成分である.RCSビームの縦方向の全幅は最大で500 ns程度であるため,イントラバンチ型の抑制装置が必要である.そこで既に実装済みの帯域10 MHzのチューン測定用のビーム重心位置モニタ(BPM)およびエキサイタ(ストリップライン型キッカ)を用いて,横方向重心振動を抑制することを検討している.また,BPM測定信号からエキサイタへの出力信号への処理回路は,J-PARC主リング(MR)でも適応可能な回路として設計しており,既に評価段階にある.本発表では,J-PARC RCSのビーム不安定性の現状,およびチューン測定系を用いた不安定性抑制装置の実現可能性の検討について報告する.