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THP062

ポスターセッション② 8月7日 61B 13:00-15:00

BigRIPSの第一超伝導三連四重極電磁石 (STQ1)における励磁試験
Excitation Test of the First Superconducting Triplet Quadrupole Magnet (STQ1) in BigRIPS

○吉本 雅浩, 日下 健祐, 柳澤 善行, 大竹 政雄, 吉田 光一, 道正 新一郎(理化学研究所 仁科センター)
○Masahiro Yoshimoto, Kensuke Kusaka, Yoshiyuki Yanagisawa, Masao Ohtake, Koichi Yoshida, Shin-ichiro Michimasa(RIKEN Nishina Center)

第一超伝導三連四重極電磁石(STQ1)は、生成された不安定原子核を効率的に収束させるため、超伝導RIビーム分離生成装置BigRIPSにおけるRIビーム生成標的直下に配置され、高放射線環境下で運用されてきた。不安定核は、220~345 MeV/核子のエネルギーを持つ重陽子からウランまでの高出力(1~20 kW)イオンビームの照射によって生成される。STQ1は、3連の超伝導四重極電磁石と、3番目の四重極電磁石の内側に配置された1基の超伝導六極電磁石で構成され、広角度に広がるRIビームを高効率で収集するため、大立体角アクセプタンスを有している。生成標的からの放射線による熱負荷を低減する目的で、空芯構造を採用している。コイルはレーストラック型で、NbTi超伝導線をエポキシ樹脂で成形している。エポキシの耐線量限度が10 MGyオーダーであるのに対し、運用を開始した2007年からの積算線量は約2 MGyと見積もられている。 STQ1は各実験シーズンごとに液体ヘリウムで冷却された後、励磁試験を実施している。コミッショニング以来、電流掃引中にコイル間の電圧を測定した結果、多数の電圧スパイクが継続的に観測されている。本発表では、これらの観測結果を詳細に報告するとともに、将来的なコイルの健全性について議論する。

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