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THP055

ポスターセッション② 8月7日 61A 13:00-15:00

SPring-8 高周波加速システムにおける RF位相の初期化と整列
RF phase initialization and alignment of the RF acceleration system at SPring-8

○岩井 瑛人1, 2, 大島 隆1, 2, 前坂 比呂和2, 1, 稲垣 隆宏2, 11高輝度光科学研究センター, 2理研RSC)
○Eito Iwai1, 2, Takashi Ohshima1, 2, Hirokazu Maesaka2, 1, Takahiro Inagaki2, 11JASRI, 2RSC)

SPring-8 では SPring-8-II アップグレードに先行して MTCA.4 ベースの LLRF システムに移行した。この LLRFシステムでは、加速空洞の共振周波数 508.58 MHz の 5/7 倍 の 363.27 MHz をサンプリングクロックとした ADC でアンダーサンプリングによる IQ検波を行い、RFの振幅, 位相を測定する。この IQ検波 では数値制御発振器(NCO; Numerically Controlled Oscillator) を用いて計算を行うが、このNCO が基本周波数に対するどのサンプリングクロックを起点にするかにより、位相計算値に 144度毎/72度単位の不定性が生ずるため、適切な初期化が必要である。SPring-8 には4つのRFステーションがあるため、ステーション間の位相関係がずれると、蓄積ビームに対する加速電場が低下し、ビーム寿命の低下などの問題を生じる。これまでは各ステーションのRFの振幅と位相を大きく振ってシンクロトロン振動周波数を測定し、その応答をフィットすることで各ステーションの振幅と位相を測定してきた。ただし、この測定には時間がかかるので、その代替方法として、先行研究[1, 2] を参考に蓄積電流を増加した際のクライストロン出力電力の増加率と空洞ピックアップ電圧の増減率からステーション間, 空洞間の位相差を推定する試験を行なった。SPring-8 におけるこれらの取り組みについて紹介する。 [1] T. Kobayashi et al., Proc. of PASJ2020, WEPP38. [2] S. Ogasawara et al., Proc. of PASJ2022, TUP048.

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