THP051
ポスターセッション② 8月7日 61A 13:00-15:00
J-PARCリニアック低電力高周波制御システムの現状
Current Status of LLRF System for J-PARC LINAC
○二ツ川 健太1, Ersin Cicek1, 中野 秀仁2, 方 志高1, 福井 佑治1, 溝端 仁志1, 佐藤 福克3(1高エネルギー加速器研究開発機構, 2日本原子力研究開発機構, 3株式会社NAT)
○Kenta Futatsukawa1, Ersin Cicek1, Hideto Nakano2, Zhigao Fang1, Fukui Yuji1, Satoshi Mizobata1, Yoshikatsu Sato3(1High Energy Accelerator Research Organization, 2Japan Atomic Energy Agency, 3NAT)
J-PARCリニアックの低電力高周波制御システム(LLRF)では, デジタルフィードバック・フィードフォワード(DFB&DFF)システムを活用して, 高精度の空洞内電界を実現し, 安定した出射運動量を下流のRCSへ供給するために重要な役目を果たしている。ピーク電流で50 mAという大電流ビームを加速するJ-PARCリニアックでは, ビーム負荷補償が空洞内電界の安定性を担保するために最も重要な役目となる。これまで, デジタル系が更新された324-MHzステーションにおいて, 間引きがないMLF行きのビームに対しては, 実測した応答関数を用いて周波数領域での計算を使用した適応型のビーム負荷補償を実装して, 高精度の空洞内電界を実現させていた。2024年の夏期シャットダウン以降は, 間引きしたMR行のビームに対応した適応型のビーム負荷補償システムを実装して、運用を開始した。これにより、間引きのビームに対しても高周波の要求性能を満たせるようになった。 本講演では, 現在のJ-PARCリニアックのLLRFシステムの現状を報告する。