← 2025年の目次へ戻る

THP040

ポスターセッション② 8月7日 6-1F 13:00-15:00

SACLA高度化に向けた高輝度電子銃用単結晶CeIr2熱電子源の研究開発
Research and development of a single crystalline CeIr2 thermionic cathode for a high-brightness electron gun toward SACLA upgrade

○佐藤 大輔1, 渡川 和晃2, 菅原 仁31(国研)産業技術総合研究所, 2理化学研究所, 3神戸大学)
○Daisuke Satoh1, Kazuaki Togawa2, Hitoshi Sugawara31AIST, 2RIKEN SPring-8 Center, 3Kobe University)

理化学研究所のSPring-8では、X線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAの高出力化に向けた研究開発を推進している。将来的には、現状のSACLAと比較して輝度とパルス繰り返しの両性能を向上させたXFEL光の発生を目指しており、新たに高輝度・高繰り返し電子銃の検討を進めている。新型電子銃においては、ビームのピーク電流量1Aを維持しつつ、電子ビームの初期エミッタンスを小さくすることで高輝度化を目指す計画である。そのため、従来よりも小さなカソード径の熱電子源を用いて、より高い電流密度で電子銃を運転する必要がある。このような電子銃においては、熱電子源として仕事関数が小さく、かつ寿命の長い高融点材料を使用することが必須である。本研究では、低仕事関数材料として知られるセリウムイリジウム合金の単結晶化に取り組み、その熱電子放出特性の評価とSACLA電子銃テストスタンドでのビーム試験を進めている。本会議においてその研究開発の現状を報告する。