THP030
ポスターセッション② 8月7日 7-1F-B 13:00-15:00
J-PARC MRにおける二倍高調波重畳による非対称RFバケツを用いたバンチ整形
Bunch shape control using asymmetric RF bucket with the second harmonic RF in the J-PARC MR
○杉山 泰之1, 清矢 紀世美1, 冨澤 正人1, 武藤 亮太郎1, 田村 文彦2, 吉井 正人1, 大森 千広1, 原 圭吾1, 長谷川 豪志1(1高エネルギー加速器研究機構/J-PARCセンター, 2原子力研究開発機構/J-PARCセンター)
○Yasuyuki Sugiyama1, Kiyomi Seiya1, Masahito Tomizawa1, Ryotaro Muto1, Fumihiko Tamura2, Masahito Yoshii1, Chihiro Ohmori1, Keigo Hara1, Katsushi Hasegawa1(1KEK/J-PARC center, 2JAEA/J-PARC center)
J-PARC MRではハドロン実験施設への遅い取り出しにおいて92kWのビーム強度を達成している。
ビームロスや不安定性を抑制したビーム加速にはバンチ整形が不可欠となっている。
ビーム入射直後には空間電荷効果の影響が大きいため、バンチ整形によるピーク強度低減が求められる。
遅い取り出しプロセスのためのデバンチ過程においては、ビーム不安定性に伴う電子雲やビームロスの低減の為に運動量方向にも大きい縦方向エミッタンスの大きいビームが求められる。
2024年までのビーム運転においては、RFバケツへの位相オフセット入射を用いてバンチ整形を行い83kWの強度を実現していた。
更なるビーム強度増強のためには、入射直後のロスのさらなる低減が求められたため、二倍高調波重畳によるバンチ整形を検討した。
ビーム試験の結果、基本波と二倍高調波の位相をずらして非対称RFバケツを形成することで、
入射直後のロスのさらなる低減とデバンチ過程でのビーム不安定性抑制を両立できることが分かった。
非対称RFバケツの採用により、92kWのビーム強度達成が可能となった。
本発表では、ビーム試験での測定結果と縦方向シミュレーションによる検証について述べる。