THP009
ポスターセッション② 8月7日 7-1F-A 13:00-15:00
ベイズ最適化を用いたサイクロトロン調整
Cyclotron tuning using Bayesian optimization
○江原 悠太1, 中島 秀1, 高橋 祐輝2(1住友重機械工業株式会社, 2住重アテックス株式会社)
○Yuta Ebara1, Shu Nakajima1, Yuki Takahashi2(1Sumitomo Heavy Industries, Ltd., 2SHI-ATEX Co., Ltd.)
本発表では、ベイズ最適化を用いたサイクロトロンの調整試験結果について報告する。対象とした加速器は、陽子線治療向けの超電導サイクロトロンSC230である。本加速器は、陽子線治療用加速器として現時点で最大となる1 μAのビーム電流を生成可能であり、同時に、陽子線治療用AVFサイクロトロンとしては最小サイズ・最小消費電力を実現している。これらの性能を達成するためには、静電デフレクタの電圧やハーモニックコイルの電流値など、複数のパラメータを精密に調整する必要がある。近年、加速器調整において、深層学習やベイズ最適化といった機械学習技術を用いた自動調整手法が盛んに研究されている。当社においても、これまで調整作業は熟練者によって手動で行われてきたが、自動化が実現すればサイクロトロン製造における生産性の向上が期待される。自動化における技術的課題の一つは、最適なパラメータ探索点の決定にある。本研究では、ベイズ最適化を用いて探索点を決定し、実機を用いて調整試験を実施した。