THP008
ポスターセッション② 8月7日 7-1F-A 13:00-15:00
KEK電子陽電子入射器のデータアーカイビングシステムとビッグデータ解析
Data Archiving System and Big Data Analysis for the KEK e+/e- Linac
○宮原 房史1, 早乙女 秀樹2, 大房 拓也2, 草野 史郎3, 工藤 拓弥3, 佐武 いつか1, 佐藤 政則1, 王 迪1(1高エネルギー加速器研究機構, 2関東情報サービス, 3三菱電機システムサービス)
○Fusashi Miyahara1, Hideki Saotome2, Takuya Ofusa2, Shiroh Kusano3, Takuya Kudou3, Itsuka Satake1, Masanori Satoh1, Di Wang1(1KEK, 2KIS, 3MELSC)
KEK電子陽電子入射器はSuperKEKB HER, LERおよびPF, PF-ARへビームを供給しており、最大50Hzのビーム繰り返しを各円形加速器の要求に応じてそれぞれに割り当てる運転を行っている。各円形加速器への入射効率や入射の安定性は入射ビームの軌道やエミッタンスに影響されるため、実験的な理解には入射ビームと各機器のパラメータのデータが必要になる。例えばHER, LER入射では加速管中のウェイク場によるエミッタンス増大を抑制することが重要になるが、エミッタンス増大を起こしている場所の特定にはショットごとのビーム軌道データが重要となる。またビームのショットごとの不安定性や稀に発生する異常な軌道の原因特定にはビームと同期したRF位相・振幅とパルス電磁石電流値のデータも必要となる。入射器では全てのビームに関して、ビーム位置モニターとRFモニター、パルス電磁石の同期データをアーカイブしている。データ量が膨大となるためデータ圧縮と高速読み出しが可能なバイナリファイル(HDF5)に変換している。このデータはEPICS ArchiverApplianceでサンプリング的に保存された入射器のその他機器や環境温度、円形加速器への入射効率等の情報と同期解析が可能となっている。また、誰もが解析を可能とするためにWEBベースの簡易解析ツールの開発も行っている。データアーカイビングシステムと解析事例を報告する。