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THO610

加速器土木・ビームダイナミ 8月7日 6号館61C 17:20-17:40

J-PARC RCS の大強度化に向けた線形和共鳴の補正研究
Study on the compensation of linear sum resonance for further beam power ramp-up in J-PARC RCS

○小島 邦洸1, 原田 寛之1, 地村 幹1, 永山 晶大2, Saha Pranab Kumar11日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター, 2東北大学)
○Kunihiro Kojima1, Hiroyuki Harada1, Motoki Chimura1, Nagayama Shota2, Pranab Kumar Saha11JAEA/J-PARC, 2Tohoku Univ.)

J-PARC 3 GeV シンクロトロン(RCS)では、空間電荷力の顕在化による構造共鳴への抵触とビームロスを回避するためにビーム強度が制限される。したがって、設計出力 1 MW を超える大強度化には、動作点を構造共鳴から遠ざけ、その影響を低減することが必要不可欠である。一方で、半整数共鳴や線形和共鳴などの非構造共鳴が強く励起しており、これらビームロス源により動作点選択可能域が狭められている。動作点を構造共鳴から遠ざければ上記の非構造共鳴に抵触し、ビームロスは寧ろ増大する。RCS において半整数共鳴は補正手法を確立したのに対し、線形和共鳴については未だ有効な対策がない。本研究の目的は、ビーム強度の増大に向けた線形和共鳴の補正による動作点選択可能域の拡充である。線形和共鳴は主に歪み四極場により駆動される共鳴であり、その補正には歪み四極電磁石が一般に用いられるが、これは RCS には備わっていない。そこで我々は、六極場中に鉛直方向のバンプ軌道を形成し、実行的な歪み四極場をビームに重畳することで線形和共鳴を補正することを試みた。空間電荷力の影響を排し状況を簡単化した低強度のビーム試験において、先述の操作によりビームロスを大幅に低減可能であることを実証した。本発表では、和共鳴補正の詳細と実験結果について報告する。

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