FRP078
ポスターセッション③ 8月8日 61B 10:00-12:00
J-PARC Main Ringの入射ビームのためのOTRと蛍光を用いた ワイドダイナミックレンジプロファイルモニターの開発(6)
DEVELOPMENT OF A WIDE DYNAMIC-RANGE BEAM PROFILE MONITOR USING OTR AND FLUORESCENCE FOR INJECTED BEAMS IN J-PARC MAIN RING (6)
○橋本 義徳, 佐々木 知依, 外山 毅, 三橋 利行, 照井 真司, 中村 剛, 手島 昌己, 魚田 雅彦, 佐藤 洋一(高エネルギー加速器研究機構)
○Yoshinori Hashimoto, Tomoi Sasaki, Takeshi Toyama, Toshiyuki Mitsuhashi, Shinji Terui, Takeshi Nakamura, Masaki Tejima, Masahiko Uota, Yoichi Sato(KEK)
J-PARCメインリング(MR)に導入する、入射後20 ターン程度の周回ビームを測定するOTRと蛍光を用いた6桁のダイナミックレンジを持つ2次元ビームプロファイルモニターを開発している。これまで5回にわたり開発状況を報告してきた。特にその装置の構造は、ターゲットシステムとビームイメージ検出用の光学系を持ち大型で複雑なデバイスと言えるもので、リングを周回する陽子ビームから見たカップリングインピーダンスは、ビーム不安定性を誘起する可能性があることからその評価と対策に重点が置かれた。これに対しては、電磁波吸収体の導入により、ビーム電磁場による装置構造での高周波共振減少させることにより、インピーダンスを1.2 Ω(|ZL/n|)以下まで減少させて対応した。残る問題として、まずビーム周波数領域でのカップリングインピーダンスの実成分が数Ω残存しているため、ビームパワーのロスにより装置が発熱することになる。これを十分に小さな値にすることが必要となる。次に、ターゲットを周回ビーム空間に挿入するための、リングとしてのインターロックを構築する必要がある。また20ターン程度の入射ビームの測定方法の検討では、2ターン目以降のビームイメージについて、ビームがターゲットにヒットしたときの変形の程度を考慮したシミュレーションと評価方法が必要となる。本発表では、それらの課題の進捗状況を報告する。