FRP055
ポスターセッション③ 8月8日 61A 10:00-12:00
XバンドSUS430製渦巻き型ダミーロードの開発
Development of the X-band spiral-shaped dummy load made of SUS430
○安留 健嗣1, 稲垣 隆宏1, 2, 前坂 比呂和1, 2, 岩井 瑛人2, 1, 大島 隆2, 1, 近藤 力2, 1, 松原 伸一2(1理研RSC, 2高輝度光科学研究センター)
○Kenji Yasutome1, Takahiro Inagaki1, 2, Hirokazu Maesaka1, 2, Eito Iwai2, 1, Takashi Ohshima2, 1, Kondo Chikara2, 1, Shinichi Matsubara2(1RIKEN SPring-8 Center, 2JASRI)
常伝導のマイクロ波加速空洞の開発において、加速効率の向上や施設のコンパクト化、ディフレクター空洞の開発においては時間分解能の向上を目指す目的から、Xバンドのマイクロ波を用いた小型空洞が採用されつつある。空洞の終端に位置するダミーロードには、セラミックの吸収体や導波路の内部にひだをつけることで反射損失を増やす手法があるが、製作に時間とコストがかかることに加え、大電力時の脱ガスが多くコンディショニングに時間がかかることや放電頻度が高いことが問題となりやすく、Xバンド加速器の実用化のための開発要素の一つとなっている。我々は、十分な吸収特性と信頼性を両立するために、材質に磁性SUS430を用いた渦巻き型のテーパー付き導波路を設けたダミーロードを製作した。低電力高周波測定では、導波路のカットオフに応じた減衰特性が想定通り得られ、11.424 GHz付近のVSWRは1.1を十分に下回ることを確認した。また、熱分布や真空排気も想定通りであることを確認した。5月以降、20 MW電力のクライストロンを用いて大電力試験を行い、真空性能、放電頻度、温度上昇などを測定する予定である。本発表においては、これらの試験結果を報告する。