FRP040
ポスターセッション③ 8月8日 6-1F 10:00-12:00
銅メッキステンレス真空チェンバーのインピーダンス解析
Impedance analysis of copper-plated stainless-steel vacuum pipes
○中村 典雄(高エネルギー加速器研究機構)
○Norio Nakamura(KEK)
ステンレス製の真空パイプは、銅やアルミ合金の真空パイプに比べてその高い強度からパイプ厚を薄くできるとともに、低い電気伝導度から渦電流の影響も格段に小さくできる。例えば、第4世代放射光リングなどで電磁石や挿入光源に対して高い磁場が要求される場合にはアパーチャの観点から、高速に磁場を制御する必要がある場合には渦電流の観点からステンレス真空パイプは有利と言える。他方、電気伝導度が低いことは抵抗性インピーダンスによる発熱やビーム不安定性の観点で問題となる。そのため、以前より電気伝導性の良い銅メッキを内側に施したステンレス真空パイプに関する研究開発[1,2]が行われきたが、近年では実際の放射光源リングに利用され始めている。本発表では、銅メッキされたステンレスパイプのインピーダンスの計算と解析を行い、インピーダンスや関連するビーム不安定性の改善とそのメッキ厚依存性について研究した結果を報告する。
[1] N. Nakamura et al., Proc. of EPAC1998, pp.984-986.
[2] H. Sakai et al., Proc. of PAC2005, pp.2633-2635.