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FRP038

ポスターセッション③ 8月8日 7-1F-B 10:00-12:00

SAGA-LS電子蓄積リング大規模更新プロジェクトの進捗状況
Progress of SAGA-LS electron storage ring update project

○岩崎 能尊, 竹田 晴信, 高林 雄一(九州シンクロトロン光研究センター)
○Yoshitaka Iwasaki, Harunobu Takeda, Yuichi Takabayashi(SAGA-LS)

佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)は2026年2月に供用利用開始から20周年を迎える。加速器はコミッショニング期から現在に至るまで大小様々なトラブル・機器故障に見舞われてきたが、概ね安定した稼働を継続してきた。SAGA-LSは地域産業推進を主な目的として建設され、今後も継続した利活用が望まれている。一方でコミッショニングより20年が経過した加速器構成機器類は老朽化に伴う故障率の増大、型番廃止や製造停止に伴う計画外長期シャットダウンリスクを抱えている。そこで加速器の継続した安定運用を目的とし、SAGA-LSでは加速器の大規模な更新プロジェクトが開始された。2025年4月には電子蓄積リング主要電磁石(偏向電磁石、4極電磁石、6極電磁石)用電源、2025年11月にはRF空洞及びクライストロン電源用基板類、翌2026年11月には蓄積リングクライストロン及びセプタム電磁石ならびにセプタム電磁石・キッカー電磁石用電源、2027年11月にはステアリング電磁石及び4極電磁石補正用電源類の更新が計画されている。本年4月30日、電子蓄積リング主要電磁石電源のメーカーによる据付・現地調整が完了した。5月2日には入射エネルギーにて所定の300mA蓄積、5月9日には蓄積ビーム電流300mAの1.4GeVのランプアップに成功した。今後、超伝導ウィグラー励磁及びアンジュレーターギャップ変更に伴う不整磁場補償システムの再構築、BBA等を行い、5月20日からはユーザー運転を再開する。

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