FRP025
ポスターセッション③ 8月8日 7-1F-B 10:00-12:00
マルチイオン治療用14-GHz ECRISのイオン強度安定化のための改良
Modification of multi-ion ECRIS for ion-intensity stabilization
○片桐 健1, 坪松 悟史2, 野村 真史2, 村松 正幸1, 岩田 佳之1, 白井 敏之1, 高橋 伸明2, 宮川 真奈2, 藤原 正2, 戸内 豊2, 橘 正則2(1量子科学技術研究開発機構 (千葉), 2住友重機械工業株式会社)
○Ken Katagiri1, Satoshi Tsubomatsu2, Shinji Nomura2, Masayuki Muramatsu1, Yoshiyuki Iwata1, Toshiyuki Shirai1, Nobuaki Takahashi2, Mana Miyagawa2, Tadashi Fujiwara2, Yutaka Touchi2, Masanori Tachibana2(1QST-HIMAC, 2Sumitomo Heavy Industries, Ltd.)
QSTは,重粒子線がん治療における治療効果のさらなる向上,副作用の低減,及び治療期間の短縮のために,線量分布だけでなく線質分布の最適化を可能とするマルチイオン治療の実用化を進めている.次世代重粒子線がん治療装置である量子メスにてこのマルチイオン治療を実施するために,4種類のイオン(He2+, C4+, O6+, Ne7+)の生成とそれらの素早い切り替えが行えるイオン源(multi-ion ECRIS)の開発を我々は進めてきた.このイオン源では,マイクロ波電力が400 W程度であっても,それ以上の電力を入力するとイオン強度が不安定になる現象が生じており,特にO6+やNe7+等の多価イオンの生成の際には,この現象が強度増強の妨げとなっていた.我々は,この現象の原因は軸方向磁場の極小値Bminと共鳴磁場BECRの不適当な関係にあると推定し,その改善のために軸方向磁場分布の改良を検討してきた.本発表では,この改良の方法,その進捗の状況と,改良の結果を示す実験の結果を紹介する.