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FRO710

光源加速器・電子加速器 8月8日 7号館71A/71B 16:40-17:00

KEKでのITN (ILC Technology Network)の下での加速器開発の現状
Development of accelerator technologies for ITN (ILC Technology Network) in KEK

○阪井 寛志(高エネルギー加速器研究機構)
○Hiroshi Sakai(KEK)

国際リニアコライダー(ILC)は、(1)電子・陽電子を効率よく衝突させるためのナノビーム収束技術、(2)高エネルギーに高効率で加速する超伝導加速空洞技術、(3)電子・陽電子を発生させる粒子発生技術などの先端的な加速器技術から構成されるが、いずれも世界の科学者が知恵を絞り、高性能のマシンとなる工夫を続けている。ILCは世界協力による技術開発が積み重ねられて、2023年度から、具体的にILC国際推進チーム(IDT)の下でILC Technology Network(ITN)として国際協力で研究開発に取り組むことになった。その中で、KEKは現在、世界最大強度の陽電子源をもつSuperKEKBが運用中であり、またTRISTAN以降、KEKB、STF、cERLで長年培ってきた超伝導加速技術の歴史がある。ナノビーム技術についてもKEKの加速器試験施設(ATF)で、国際協力で研究が進められている。これらKEKで培った技術をさらに発展させ、ITN開発に取組み始めた。本発表では、2023年度から続けているITNで取り組むべき課題の中で特に重要な (1)~(3)の開発について報告を行う。ITNを通じた開発はILCのみならず将来加速器の性能向上や産業・医療応用に適用可能であり、国際協力で、これらの世界の共通課題である加速器の重要要素・先端技術開発につながるものである。(謝辞)本研究は、文部科学省「将来加速器の性能向上に向けた重要要素技術開発」事業JPMXP1423812204の助成を受けたものです。