FRO706
光源加速器・電子加速器 8月8日 7号館71A/71B 15:20-15:40
高温超伝導クランクリングを用いたアンジュレータ
Undulator with high-temperature superconducting rings
○金城 良太1, 佐野 聖1, Calvi Marco2(1OIT, 2PSI)
○Kinjo Ryota1, Satoshi Sano1, Marco Calvi2(1OIT, 2PSI)
アンジュレータの短周期化・強磁場化は、アンジュレータ放射およびFELの輝度向上や波長の高エネルギー側への拡大に資する。
本研究は、バルクの高温超伝導体(HTS)を用いたアンジュレータに、リング状のHTSを追加することで、その磁場強度を大幅に向上させるものである。
リングHTSは、追加のアンジュレータ磁場を提供すると同時に、ソレノイド磁場の遮蔽効果を持ち、電子ビームへの影響を抑えながら大きなソレノイド磁場変化を与えることを可能とする。
その結果、バルクHTS自体の磁場も強化され、同一ソレノイドを用いた場合の磁場強度を2~3倍に向上できることがわかった [1]。
これにより、永久磁石を用いた真空封止アンジュレータと同一の周期長とギャップで、10倍以上のアンジュレータ磁場が期待でき、放射光源およびFELのコンパクト化や性能向上に大きく寄与することが期待される。
[1] R. Kinjo, S. Sano, M. Calvi, "Breakthrough in field amplitude of high-temperature superconductors staggered-array undulators", Physical Review Research, accepted.